脱毛前の剃り残しには注意?正しいシェービングとは?
目次
- 脱毛前に剃り残しがあるとどうなるの?
- 剃り残しがないように正しいシェービング方法を知りたい
- 脱毛前のシェービングについて注意点を知りたい
当記事では上記の悩みにお答えします。
脱毛の施術前はかならず自分でシェービングが必要になります。
きちんとシェービングをしないと施術時にさまざまなデメリットが生じてしまうからです。
そのため、剃り残しがないようしっかり自己処理をしなければなりません。
しかし、正しいシェービング方法とはどのように行ったらいいのでしょうか。悩んでいる人も多いことでしょう。
脱毛前のシェービングには、正しい方法と注意点をしっかり理解して行うことが重要です。
当記事で解説するポイントをお読みいただき、ぜひシェービングに役立ててくださいね。
脱毛前に剃り残しがあるとどうなる?
脱毛前にムダ毛を自己処理することはとても重要です。
クリニックのレーザー脱毛やサロンの光脱毛は、黒いムダ毛が生えているとしっかり脱毛効果を発揮できなくなるからです。
そのため、正しい方法でムダ毛を自己処理しておかないと脱毛時にさまざまなデメリットが生じてしまいます。
剃り残しも自己処理していないのと同じことですから当然、同等のデメリットがあります。
具体的なデメリットは下記の4つです。
いずれも脱毛効果に影響がでてしまうものばかりです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
施術を受けられない場合がある
あまりに剃り残し部分が多い場合、施術そのものが受けられなくなる可能性があります。
なぜなら、クリニックやサロンで剃り残しの処理に時間がかかり、施術時間がなくなってしまう恐れがあるからです。
一般的に、全身脱毛にかかる時間は90~120分ほど。
全身脱毛にかかる時間は長いため、剃り残し処理に時間を要すると判断された場合、施術が受けられなくなってしまいます。
仮に施術を受けられたとしても、剃り残しの剃毛料が追加されてしまうことも考えられるため、やはり剃り残しは注意するべきといえるでしょう。
脱毛効果の減少
剃り残しがある状態で脱毛の施術をすると、脱毛効果が減少してしまうことも懸念点です。
脱毛機器の多くは黒い色に反応しやすいため、剃り残しの毛の色にも反応してしまうからです。
そのため、メラニン色素に反応して毛根内の組織を破壊する本来のレーザーや光の効果が減少してしまいます。
せっかく脱毛の施術を受けにきているのに、脱毛効果が減少してしまっては台無しになってしまいますよね。
脱毛効果を十分に発揮させるため、剃り残しには注意が必要です。
剃り残しによる肌トラブル
ムダ毛の剃り残しがある状態で脱毛の施術を受けてしまうと、肌トラブルに繋がる可能性があります。
原因となるのは、剃り残しの毛に反応してしまったレーザーや光による肌のヤケドです。
剃り残しがあるとムダ毛にも熱が伝わってしまい肌までレーザーの光を受けてしまうため、残ったムダ毛は肌にもよい影響を与えません。
ヤケドのほかにも、肌荒れや腫れなどの肌トラブルが起こる可能性があります。
肌トラブルが起こると、見た目が悪くなることはもちろんですが、肌の状態次第では脱毛の施術も受けられなくなる可能性もあるため剃り残しには注意しなければなりません。
自己処理に時間がかかる
施術当日に剃り残しに気づいた場合、剃り残し箇所を追加でシェービングする必要があります。
そうなると、自己処理の二度手間になり非効率となってしまいます。
また、当日のシェービングは多くのクリニックやサロンでNGとしているため注意しましょう。
脱毛前の正しいシェービング方法
剃り残しがあると脱毛の施術時にさまざまなデメリットがあることをお伝えしました。
では、剃り残しがないようにするにはどのようにシェービングすればよいのでしょうか。
次は脱毛前の正しいシェービング方法を解説します。
まずポイントとなるのは以下の3つです。
上記のように、正しくシェービングすることは剃り残しをしないためにも重要です。
少しでも剃り残しをしないよう、ぜひ参考にしてみてください。
なるべく電気シェーバーを活用する
脱毛前の自己処理にはカミソリではなく、できるだけ電気シェーバーの使用をおすすめします。
なぜなら、電気シェーバーを活用したほうが肌への負担が少なく、脱毛部位を傷つけるリスクを軽減できるからです。
カミソリを使用すると、刃でうっかり肌まで切ってしまう可能性があります。肌に傷がついている状態では最悪の場合、脱毛の施術が受けられなくなる可能性もあります。
毛抜きを使ったムダ毛の処理もNGです。毛抜きは毛根から抜けてしまうため、毛根に反応するレーザーや光が反応しなくなってしまいます。
また毛穴から菌が入り化膿したりニキビができたりする可能性があり、施術を受けられなくなる場合もあります。
その点、電気シェーバーは刃が露出していないため肌を傷つける心配がありません。
これらの理由から、脱毛前の自己処理には電気シェーバーの使用が賢明といえるでしょう。
毛の向きに逆らわない
カミソリ、電気シェーバーどちらにもいえることですが、シェービングの際には毛の向きに逆らって行ってはいけません。
理由としては、毛に逆らうように剃ってしまうと皮膚までえぐってしまうリスクがあるからです。
また、逆剃りするとシェービング箇所がヒリヒリしたり赤くなったりする可能性も否めません。
ムダ毛の自己処理では、毛の流れに沿ってしっかり丁寧に処理していくことを心がけましょう。
肌をしっかりと張ってシェービング
シェーバーを持っている逆の手で、脱毛部位の肌をしっかり張るように押さえてシェービングすると剃毛効果が上がります。
肌を張ることで、毛穴の深い箇所までシェーバーの刃が届きやすくなるためです。
ただし、自己処理では剃毛する部位によって手が届かないこともあるでしょう。この場合、無理にやろうとせず自分でできる範囲だけを行うようにしましょう。
脱毛前に剃り残しをしないためのポイント
次は脱毛前のシェービングで剃り残しをしないためのポイントを解説します。
ムダ毛の自己処理はどうしても一人で行うと剃り残しがでてしまいます。以下のポイントを押さえて行うことで剃り残しを軽減できるでしょう。
上記のポイントを一つずつ解説していきます。
余裕を持って時間をかけて行う
脱毛で自己処理をするポイントは、しっかり時間をかけて丁寧に行うことです。
短い時間で済まそうとすると、どうしてもいい加減になってしまい剃り残しになりがちになります。
ですが、時間をかけて行うことで丁寧さが増し、しっかり剃ることができます。
また、時間に余裕を持つことで焦りもなくなるため、確認作業も丁寧になり剃り残し防止にもつながることでしょう。
家族などに手伝ってもらう
自己処理では自分の手が届かない部位のシェービングもでてくるでしょう。
とくに全身脱毛をする場合は、背中や肩などはどうしても自分で行うことができません。
その場合、家族に手伝ってもらったり脱毛クリニックやサロンなどに頼んだりするとよいでしょう。
剃毛料がかかる脱毛クリニックやサロンでも、自己処理が困難な部位のみ無料で行ってくれるところもあります。
また、すべての箇所の剃毛料が0円で行っているところもあるので事前に確認しておくとよいでしょう。
とくに、全身脱毛プランの人は剃毛料が無料のクリニックやサロンを選ぶと安心です。
鏡を使って剃る
うなじやVIO部分に関しては、鏡を使って自己処理すると剃り残しを軽減できます。
うなじやVIOなどの部位は、手は届きますが処理残しの確認が困難です。
確認を怠ってしまい剃り残しがある状態で施術に行くと、剃毛料をとられたり施術時間が足りなくなってしまったりと悪い展開へとなり兼ねません。
面倒かもしれませんが、確認が困難な場所でも鏡を使って目視することは重要です。
剃り残しをしてしまった場合は?
正しいシェービング方法で、しっかり注意ポイントも意識しながらムダ毛の自己処理をしたのに剃り残しをしてしまった……。
人間なのでついついミスをしてしまうことだってあるでしょう。
万が一、剃り残しがある状態で脱毛クリニックやサロンまで来てしまったら施術を受けられないのでしょうか。
結論からいうと、そんなことはありません。剃り残しがあっても施術をムダにしない方法はあります。
具体的には以下の方法です。
上記3つについて、次で詳しく解説していきます。
サロンなどでシェービングしてもらう
これまでの解説でも紹介してきましたが、脱毛クリニックやサロンでは剃り残しや自己処理が困難な部位のシェービングを行ってくれるところがあります。
剃り残しがある場合は、これらのサービスを利用するのもよいでしょう。
ただし、クリニックやサロンによっては剃毛料として3,000円前後の料金が発生してしまう場合もあるため注意が必要です。
施術前にシェービングサービスを受けることにより、以下にあげる影響を受ける可能性があります。
- 施術時間が少なくなってしまう
- 剃毛料が発生する
上記2点は完全な状態で脱毛の施術を完了できないことに加え、別料金まで発生してしまう恐れもありよいことはありません。
無料ならまだしも、できるならシェービングで時間を消耗しないようにしたいところです。
剃り残し箇所は施術をしない
剃り残し箇所は脱毛の施術をしないという選択肢もあります。
「それじゃあ脱毛しにきた意味がないのでは?」と思うかもしれません。
ですが、剃り残しがあるために施術時間が少なくなったり、施術そのものが受けられなくなったりするくらいなら剃り残しの部位の施術をパスしたほうがよいでしょう。
とくに、施術しなくてもそれほど影響がないような部位であれば尚更です。
剃り残し箇所のシェービング時間や剃毛料などを相談し、影響がでるようなら施術をパスするとよいでしょう。
脱毛クリニックやサロンによって、施術時間や剃毛料は異なります。医師や看護師、サロンであればスタッフとよく相談して判断するよにしましょう。
脱毛の日程変更をしてもらう
通っているクリニックやサロンの空き状況を確認し、直近で脱毛できる日が空いていればその日に変更するのも選択肢のひとつです。
しかし、場所によってはキャンセル料や施術1回分を消費してしまう場合があります。
クリニックやサロンのキャンセルや予約変更のルールをよく確認しましょう。
もし、ペナルティがないのであれば、その日は無理に施術は行わずに日付を変更するとよいです。
脱毛前のシェービングの注意事項
脱毛の施術前に自己処理をする際には以下の注意事項があります。
上記4つの注意事項は、脱毛の施術前に自己処理をする際に重要となる部分です。
なぜなら、この4つをしっかり意識して行わないと肌トラブルや施術時のトラブルの原因になる可能性があるからです。
また、これらは多くの脱毛クリニックやサロンでも注意事項としてあげています。
詳細は次で解説していきますのでしっかりチェックしましょう。
脱毛の当日にシェービングしない
脱毛の当日にムダ毛の自己処理をしないように注意しましょう。
理由は、シェービングした日にレーザー脱毛や光脱毛を行うと肌への負担が大きくなるからです。
シェービング後の肌は敏感状態になっており、強いレーザーや光を受けると肌トラブルの原因になる可能性があります。
肌トラブルを起こすと、次の施術にも影響を与えかねません。
たとえば、次の施術まで肌の炎症やできものが残っていた場合、施術を受けられなくなるケースも考えられます。
多くの脱毛クリニックやサロンでも、当日の自己処理を禁止しています。
クリニックやサロンによって、事前の自己処理に対する規定は異なりますが、施術の前日に自己処理をするのがベストなタイミングといえるでしょう。
シェービング後の肌のケア
前述したとおり、シェービング後の肌は敏感状態です。
たとえ肌に負担の少ない電気シェーバーを使用したとしても、肌への負担がないわけではありません。
脱毛の施術時に肌への負担を軽減させるためにも、保湿力を高めて肌を保護しておくことは重要です。
シェービング後の肌に化粧水の2度塗り、そのあと保湿クリームや乳液を塗る方法が肌の保護を高めることができるためおすすめです。
湯船に浸からない
シェービング後はお風呂の湯船には入らないようにしましょう。
湯船のなかは雑菌が多いため、シェービングで傷ついた肌に菌が入り肌トラブルになる可能性があります。
シェービングした日はシャワーはOKですが、湯船に入るのは控えるようにしましょう。
明るい場所でシェービング
自分でシェービングをする際は十分な明るさがあるところで行うようにしましょう。
暗い場所でのシェービングは剃り残しになる可能性があるからです。
鏡を使用しないと見えにくい部分は尚更明るい場所で行うように意識するようにしましょう。
脱毛前には剃り残しがないようにしっかり処理して最大限の脱毛効果を得よう
脱毛前の剃り残しはさまざまなデメリットがあることをお伝えしました。
剃り残しがあると剃毛料がプラスされる可能性だけでなく、最悪のケースは施術を受けられなくなることも考えられます。
また、施術できたとしても脱毛器の影響で肌トラブルを起こす可能性もあります。
そうならないためにも、当記事で紹介した正しい自己処理方法とポイントをしっかり押さえて実践してみてください。