脱毛後の飲酒がダメな理由は?脱毛効果の影響と飲んでしまった時の対処方法
目次
- 脱毛後にうっかり飲酒をしてしまった……。
- 脱毛後、少しくらいなら飲酒しても大丈夫?
このような方は多いのではないでしょうか?
しかし結論は、脱毛後の飲酒は控えなければなりません。
なぜなら、脱毛後の飲酒は肌トラブルを起こす可能性があるからです。
せっかく脱毛して美肌を目指しているのに、肌環境が悪化してしまったら大変です。
当記事では下記2つについて解説していきます。
- 脱毛後に飲酒をした場合、肌にどのような悪影響をおよぼすのか?
- 脱毛後に飲酒をしてしまった場合どのような対処をすればよいのか?
これらについて詳しく解説していきます。
肌トラブルを起こすことなくしっかり脱毛効果を得るためにも、当記事を最後までお読みいただき正しい知識を身につけてください。
脱毛後の飲酒NGな理由は?
ここからは、脱毛後の飲酒がNGな理由について詳しく解説していきます。
まず結論ですが、脱毛後に飲酒をすると次の3つのデメリットがあります。
これら3つはお肌にとって深刻な問題です。
場合によっては、次回の施術が予定どおりに行えない可能性もでてきます。
そうなっては、今後の脱毛スケジュールにも狂いが生じてしまうかもしれません。
具体的にはどのようなことなのでしょうか。
一つずつ詳しく解説していくので、しっかり確認しておきましょう。
肌トラブルの原因
脱毛後の飲酒では下記の肌トラブルの原因になる可能性があります。
- 湿疹
- あかみ
なぜ肌に湿疹やあかみが出てしまうのでしょうか。
その理由は、脱毛後の肌は熱が蓄積されている状態だからです。つまり、レーザー脱毛の熱で皮膚が軽度の炎症を起こしているのと同じ状態になっています。
皮膚が炎症状態で飲酒してしまうと、アルコールによって血行が促進され湿疹やあかみなどが現れやすくなります。
かゆみが起こった部位をムリに掻いてしまうと傷になりやすく、肌トラブルが悪化してしまう危険性があります。
最悪の場合、肌に異常がある状態では次回の施術も受けられなくなってしまいます。
このように、肌トラブルの原因を招くと今後の脱毛スケジュールにも影響を及ぼしてしまいます。
じゅうぶんに注意するようにしましょう。
アルコール分解による乾燥
脱毛後の飲酒によるアルコール摂取は、肌を乾燥させる原因となります。
なぜなら、アルコールの利尿作用により体内の水分が失ってしまうからです。
お酒を飲むとトイレが近くなると感じる人は多いのではないでしょうか?これがアルコールの利尿作用です。
尿によって失う水分量は摂取した量以上となるため、より脱水症状になりやすいといえます。
体内の水分を失うことで肌も乾燥状態となり、せっかくの脱毛効果が十分に発揮されない可能性がでてきます。
脱毛効果を損ねないためにも、脱毛後の飲酒は控えるようにしましょう。
アフターケアの保証対象外になることも
脱毛後の肌トラブルに対して、無料でアフターケアを行ってくれるサロンやクリニックがあります。
しかし、飲酒による肌トラブルは対象外となる可能性があります。
基本的に無料アフターケアは、規定通りに行った施術に対して適応されるからです。
そのため、本来は控えるべき脱毛後の飲酒で肌トラブルが起きても、アフターケアを行ってもらえない可能性があります。
せっかくある保証が利用できないのは非常に残念ですよね。
それだけサロンやクリニックでは脱毛前後の飲酒には厳しくしているということです。
脱毛後、何時間で飲酒可能?
脱毛後、どのくらい時間が経てば飲酒可能なのでしょうか?
具体的な時間が気になる人も多いことでしょう。
結論は、一般的に飲酒不可とされているのは脱毛の前後12時間です。
12時間ほど経過すると体内のアルコール濃度が少なくなると考えられるからです。
また、飲酒は脱毛の前後で身体へ及ぼす影響が異なります。
脱毛前後でどのような悪影響を及ぼすのか、次で詳しく解説していきます。
前後の12時間は飲酒NG
ほとんどのサロンやクリニックでは、脱毛の前後で飲酒を禁止としている時間は12時間程度です。
脱毛前に飲酒すると施術時の痛みを強く感じる場合があります。
また、痛みを和らげるためにレーザーの出力を下げてしまうと十分な脱毛効果が得られない可能性があります。
一方で、脱毛後の肌が軽い炎症状態にあるときにアルコールを摂取してしまうと、炎症が治りにくくなる可能性もあるため注意が必要です。
飲酒を控える時間は脱毛サロンによって異なる場合があるため、一概に12時間とは限りません。
たとえば、人気脱毛サロンの「ストラッシュ」では前後3日間は飲酒不可と定めています。
通っているサロンやクリニックの規定が分からない方は事前に問い合わせするとよいでしょう。
脱毛後に飲酒してしまった時の対処法
万が一、脱毛後12時間以内に飲酒してしまった場合の対処法を紹介していきます。
おもな対処法は下記3つです。
次は一つずつ詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
水分をしっかりとる
脱毛後に飲酒してしまったら、水分を多めにとって体内のアルコール濃度を下げることが大切です。
先ほど説明したとおり、体内のアルコール濃度が上がると脱水状態になるからです。
アルコールを摂取すると脱水症状になる理由には次の2つがあります。
- アルコールによる利尿作用
- アルコールの分解に水分が消費される
アルコールによって利尿作用がはたらき、体内の水分量が減少してしまいます。
また、アルコールを分解する際にも水分が消費されるため、さらに脱水状態になります。
体内から水分量が減少すると、肌の乾燥はもちろんのこと、身体にもさまざまな悪影響を及ぼす危険があることを覚えておきましょう。
ただし、たくさん水分をとればよいわけではありません。
ヒトの身体は一度に吸収できる水分量が決まっているため、少しずつ時間をおいて水分補給するようにしましょう。
保冷剤や冷やしたタオルで冷却する
飲酒によって脱毛した箇所に湿疹やあかみが現れた場合、患部を冷やすことが大切です。
患部を冷やすことで症状を和らげる効果が期待できます。
冷却に適しているアイテムは下記2つです。
- 保冷剤
- 冷やしたタオル
冷やしたタオルは自宅でもすぐに対応できるためとても便利です。
また、保冷剤がある場合はタオルより冷却性に優れているため活用するとよいでしょう。
ただし、メントール成分が含まれている保冷剤は患部を炎症させ、より悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。
炎症や異変に気づいたら病院へ
万が一、炎症が治まらなかったり異変に気づいたりしたら、皮膚科や総合病院などの医療機関を受診するようにしましょう。
個人で判断するよりも適切な処置をしてもらうほうが安心ですし、場合によっては薬を処方してもらえるかもしれません。
サロンやクリニックによっては提携している病院があるため、気になる人は確認してみましょう。
いずれにしても、異変に気づいて何もしないのはNGです。
専門医に診察してもらうことが早めの完治へのカギです。異変に気づいたらすぐに病院へ相談するようにしましょう
脱毛前に飲酒してしまった時の対処法
基本的に脱毛前であっても飲酒を控える必要があります。
理由は脱毛後と同じく、皮膚トラブルやアルコール摂取による肌の乾燥の原因となるからです。
また、飲酒によって血行がよくなった状態で脱毛をすると痛みを感じることもあります。
飲酒が発覚した場合、予約していた日に施術ができなくなる可能性もあるため脱毛前の飲酒は控えましょう。
しかし「うっかり飲酒してしまった……」という方もいるでしょう。
ここからは、脱毛前に飲酒してしまった場合の対処法を紹介していきます。
先に概要のみお伝えすると下記2つになります。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
サロンやクリニックに相談する
脱毛前に飲酒してしまった場合、通っているサロンやクリニックに相談しましょう。
飲酒からどのくらい時間をあければ施術可能かは、店舗によって規定が異なる場合があります。
サロンやクリニックよっては、飲酒後でも当日から施術可能なところもあれば3日間は空けないと施術できないところもあります。
「予約した日に施術できなくなってしまった……」
なんてことにならないためにも、通っているサロンやクリニックに直接もしくは電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
脱毛の施術日を変更する
もし、通っているサロンやクリニックが定める施術不可になる期間中に飲酒してしまった場合、脱毛の予約日を変更するとよいです。
施術の頻度はサロンごとに異なりますが、2ヵ月~3ヵ月のペースで行うのが一般的です。
そのため、予約の変更をしないと次回の施術がずいぶん先になってしまうかもしれません。
ただし、施術日を変更する場合は下記の点に注意しましょう。
- 予約変更は施術日の何日前まで可能か
- 施術の変更希望日に空きはあるか
この2点はサロンやクリニック、またはその時の状況によって異なります。
変更希望日はいくつか候補日を決めてから相談するとよいでしょう。
脱毛後、飲酒以外で気を付けるポイント
これまでは、脱毛前後の飲酒はNGという話をしてきましたが、気をつけることは飲酒だけではありません。
脱毛後は、そのほかにも多数の注意点があります。
下記に記載する5項目は飲酒同様、脱毛後には行わないよう注意しましょう。
どれも肌トラブルになりかねない重要なポイントです。
肌トラブルが起こることで下記のデメリットが生じる可能性があります。
- 脱毛効果の減少
- 次回予約日に施術できない
- 医療機関の受診が必要になる可能性がある
このような事態を避けるためにも、飲酒とあわせて上記5つにも気をつけましょう。
次はそれぞれを詳しく解説していきます。
肌の乾燥を避ける
脱毛後はお肌の乾燥は禁物です。
肌が乾燥すると、湿疹やあかみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。とくに、脱毛後は脱毛機器の熱で乾燥しやすくなっています。
また、冬場に脱毛をする場合は乾燥が激しい季節のため、より注意が必要です。
保湿剤や化粧水などを塗ったり、加湿器で乾燥対策をしたりして十分な対策を心掛けましょう。
運動や入浴を避ける
施術後の運動や入浴は身体が温まり血行が促進されるため、肌に炎症が起こりやすくなります。
そのため、施術当日は運動と入浴は避けるようにしてください。
ぬるま湯でのシャワーなら当日も問題ありませんが、熱めのシャワーは血行促進されるため注意が必要です。
そのため、運動や入浴は施術の翌日以降から行うようにしましょう。
日焼け対策をする
脱毛後の肌はダメージを受けた状態と等しいです。そこへ直射日光を浴びると、紫外線でさらなるダメージを受けてしまいます。
そうなると炎症や湿疹などの肌トラブルを受けてしまう可能性があります。
また、日焼けした肌が元に戻るまでは数ヵ月かかると言われています。
夏の日焼け跡がなかなか消えず、冬になってようやく薄くなった経験がある方もいるでしょう。
日焼け跡で次回の施術が受けられない場合もあるため、施術期間中はなるべく紫外線に気をつけましょう。
日焼け対策として、日傘をさしたり日焼け止めをこまめに塗ったりすると効果的です。
カミソリや毛抜きでの自己処理
脱毛後の炎症状態の肌にカミソリや毛抜きを使用するのはやめましょう。
理由は、毛穴や肌を傷つけてしまい肌トラブルを起こす可能性があるからです。
カミソリは肌を傷つけたり出血などを起こしたりする可能性があります。
毛抜きを使った処理は、毛根から抜くため毛穴に雑菌が入りやすく化膿してしまうかもしれません。
また、毛根がなくなるため次回の施術で十分な効果を得られなくなる可能性もあります。
これらの自己処理は施術中控えるように心がけましょう。
ピーリングや角質ケアに注意
施術後のピーリングや角質ケアは避けるべきです。
なぜなら、施術後の肌が弱っている状態で角質がはがれてしまうと、思わぬ肌トラブルの原因となってしまうからです。
また、施術前も施術時に痛みを感じたりダメージを受けやすくなったりするため注意が必要です。
つまり、施術の前後はピーリングや角質ケアはしないようにしましょう。
脱毛前後の飲酒には気を付けましょう
当記事では脱毛と飲酒について解説してきました。
結論は、脱毛の前後は飲酒を控えることを徹底しましょう。
飲酒は脱毛の肌にさまざまな悪影響を及ぼします。
最悪のケースは、肌トラブルが起こり病院の受診が必要になることもあります。
また、次回の脱毛が受けられなくなる可能性もあるため注意が必要です。
しっかり脱毛効果を得るためにも、規定は正しく守るようにしましょう。